あらすじ
末期がんを宣告された日、夫は愛人に数十億円のダイヤを買っていた。
3年間、私の身代わりで刑務所にいたはずの元恋人は、別の女の婚約者になっていた。
そして、夫の新しい恋人が世間を騒がせている盗用コードは、私が3年前に捨てたゴミだった。
医者は子宮を全摘しなければ命が危ないと告げたが、後継者を産めない嫁に岩永家での価値はない。
私は手術を拒否し、震える手で夫に電話をかけた。
聞こえてきたのは彼の甘い声だった。
「君が気に入ったなら、鉱山ごと買ってもいい」
もちろん、相手は私ではなかった。
離婚届を叩きつけ、私は家を飛び出した。
夫は報復に私の全財産を凍結し、私を無一文にした。
絶望の淵で、私は自嘲気味に笑うと古いノートパソコンを開いた。
そして、かつてシリコンバレーを震撼させたコードネームで、一枚の履歴書を送った。
私の戦争が、今始まる。
章一覧
全50章
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