あらすじ
その目を引くスタイルのせいで、彼女は幼い頃から同性から排斥され、異性からはセクハラを受けてきた。
幼馴染の男でさえ、彼女を都合よく弄び、見下していい存在として扱っていた。
想いを寄せるその幼馴染と結ばれるため、彼女は勇気を振り絞り、胸の縮小手術を受けるべく美容外科へ足を踏み入れる。
そこで出会ったのは、気高く禁欲的と噂される一人の医師だった。
彼は、彼女の体型を理由に色眼鏡で見なかった初めての人物である。
「恋人の美意識は、手術の適応基準にはなりません」
彼は彼女が自信を持てるよう励まし、幼馴染の友人たちから嘲笑された際には、あらゆる悪意から彼女を庇った。
悪質な別の医師に襲われそうになった時も間一髪で駆けつけ、彼女をその腕に抱き留める。
こうして彼女は、ついに他人の視線に振り回される人生から抜け出した。
自信に満ちて輝きを増していく彼女の姿を見て、幼馴染はようやく自分が手放したものの大きさに気づく。
彼は激しい後悔に苛まれ、もう一度自分を見てほしいと哀願する。
しかし、政財界を牛耳る名門の御曹司でもある例の医師は、腕の中の彼女を引き寄せ、冷ややかな瞳で言い放つ。
「遅すぎる。彼女は私のものだ」
章一覧
全23章
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