あらすじ
彼氏に「君は不死身なんだろう?お願いだ、命を彼女に譲ってくれ」と頼まれ、私は承諾した。
でも彼は知らない。命を譲ったその瞬間、私は本当に死んだということを。
けれど、大丈夫。私にはシステムがある。 彼が私の誕生日を一度祝ってくれるたび、私は一年間だけ生き返ることができる。
彼はかつて約束してくれた。「毎年、ずっとそばにいるよ」と。
来週が、私の誕生日だ。システムは言った――私は機械の体としてこの場所に残り、復活の時を待てと。
でも彼は、私のことをきれいさっぱり忘れていた。
誕生日当日、彼は“本命”と手を取り合い旅行に出かけ、婚約のニュースはSNSのトレンドに躍り出た。
彼から届いたメッセージ。「彼女は体が弱いんだ。結婚式を挙げることで、最後の願いを叶えてやりたい。だから……頼むから騒がないでくれ」
――私は騒がない。死人がどうやって騒げる?
でも、私の機械の体を見たとき、騒ぎ出したのは彼のほうだった。取り乱して、まるで狂ったように。
章一覧
全19章
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