あらすじ
入籍当日, 市役所で待つ私に届いたのは「妹が寂しがっているから行けない」という婚約者からの連絡だった.
私が心血を注いでリノベした新居のタワマンは, 「ストーカー被害」を自作自演する義妹に奪われ, 抗議すれば「たかがマンションだろ」と冷笑された.
都合のいい女扱いに見切りをつけた私は, 即座に彼を捨て, 私を長年想い続けてくれたIT社長の幼馴染と結婚することにした.
元婚約者が「やっぱりお前しかいない」と泣きついてきたのは, 義妹の嘘がバレて一文無しになり, 事故で右腕を失った後のことだった.
「今さら何を言っているの? 私の夫は, 私のために命がけで薬を探してくれるような人よ」
私は愛する夫と双子の子供たちに囲まれ, 廃人のように崩れ落ちる彼を冷ややかに見下ろした.
章一覧
全22章
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