あらすじ
妹である妻にとって、姉は自分の人生を奪った「偽の令嬢」ではなく、自分を地獄から救い出してくれた良き理解者だった。
姉は彼女に礼儀作法を教え、常に味方となってくれた。
夫が破産し、生活が困窮した際も、姉は惜しみない支援の手を差し伸べてくれたのだ。
しかし、夫が負傷したある日、妻は信じがたい光景を目にする。夫が姉を壁に押し当て、声を詰まらせながら訴えていた。
「あの時、あなたは妹が可哀想だと言って、私に結婚を強要した。でも、私の気持ちはどうなる?もう一度やり直そう」
姉は涙ながらに拒む。「駄目よ。 私はすでに彼女の身分を奪ったのに、婚約まで奪うわけにはいかない」
ドアの外で、妻は全身の震えが止まらなかった。
夫と姉は、とうの昔に愛し合っていたのだ。
彼女は離婚協議書にサインし、二人の想いを成就させるべく身を引くことを決意する。
ところが、夫は遠く離れた地まで彼女を追いかけ、その手を握りしめて復縁を懇願してくるのだった。
章一覧
全24章
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