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泥棒猫の孕み腹と、奪われた私の命。

泥棒猫の孕み腹と、奪われた私の命。

  • 全10章
  • 3章読めます

あらすじ

華やかなプロポーズの場。幸せの絶頂にいるはずの私の前に現れたのは、大きなお腹を抱えた、彼の「忘れられない女」だった。

私は取り乱すことも、泣き叫ぶこともなく、ただ静かに婚約指輪を彼へと突き返した。

――そう、これは二度目の人生なのだ。一度目の人生で、私は嫉妬に狂って彼女を追い出すよう彼に迫り、その結果、彼女は交通事故に遭って身籠っていた命を失ってしまった。

それから結婚して五年。ようやく私も待ち望んだ命を授かったというのに、あろうことか出産を目前にして、彼は私の命を繋ぐ医療機器をその手で無残に引き抜いたのだ。

薄暗い病室の中、冷酷な笑みを浮かべた彼は私にこう告げた。私のお腹にいるのは彼の子ではなく、復讐のために見知らぬ男をけしかけて宿らせた、おぞましい種なのだと。

「お前が彼女から奪った命だ。今日、その薄汚い赤子もろとも償ってもらうぞ!」

薄れゆく意識の中、私は最後の力を振り絞って足掻き、割れたガラスの破片を彼の喉笛へと深く突き立てたのだった。

そして再び目を開けると、私はあの忌まわしいプロポーズの場へと戻っていた。

愛など、もうとうに捨てた。今度の人生では私が会社の全権を掌握し、あの裏切り者たちを這い上がれないほどの絶望と破滅へと叩き落としてみせる!

章一覧

全10章

  1. 第1章第1章
  2. 第2章第2章
  3. 第3章第3章

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