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見捨てられた妻は、天才デザイナーとして華麗に舞う

見捨てられた妻は、天才デザイナーとして華麗に舞う

  • 全80章
  • 3章読めます

あらすじ

玉突き事故で車が大破し、血まみれになった私は、祈るような気持ちで夫に助けを求めた。

しかし電話に出た秘書は、気を引くための狂言だと決めつけ、一方的に通話を切った。

その直後、街頭の大型ビジョンに、初恋の女を優しく抱きしめる夫の姿が速報で映し出された。

満身創痍で帰宅した私を待っていたのは、家族からの残酷な仕打ちだった。

「どうせいつもの気を引くための狂言だろう」

夫は額から血を流す私を一瞥し、迷惑そうに眉をひそめた。

「血が出てて気持ち悪い。お母さんなんか大嫌い!」

実の娘までもが私を避け、夫の背中に隠れた。

さらに、初恋の女から階段から落ちたと電話が来ると、夫は怪我をした私を放置し、娘を連れて女の元へ駆けつけていった。

私の命に関わる大怪我よりも、あの女の軽い怪我の方が大切だというのか。

7年間、私が全てを捧げてきた家族は、ただの残酷な幻想だった。

心の中で何かが決定的に壊れ、すべての未練が完全に消え失せた。

私は財産も親権も一切放棄する離婚協議書に判を押し、結婚指輪を外して深夜の家を出た。

西園寺の妻という鎖を断ち切り、かつて天才と呼ばれたデザイナー「結城凛」として、私は反撃を開始する。

章一覧

全80章

  1. 第1章第1章
  2. 第2章第2章
  3. 第3章第3章

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