あらすじ
最低な婚約者と婚約を解消するため、松尾美月が近づいたのは、閻魔のように恐ろしいと噂される彼の叔父・服部雅人だった。
これまで女性に関心を示さなかった雅人も、美月だけは例外だった。
美月は雅人のたくましい胸板を指先でなぞり、ネクタイをつかむ。「叔父様、お互いに得する取引をしませんか?」
雅人はその手をつかまえた。いつも冷ややかな瞳に、初めて変化が浮かぶ。「松尾美月。俺に手を出したらどうなるか、分かっているのか?」
やがて、別れを後悔した元婚約者が、美月を取り戻そうとする。「美月、やっと分かったんだ。俺が一番愛してるのは、ずっと君だった」
雅人は美月の腰を抱き寄せ、冷たく言い放った。「彼女のことは、叔母さんと呼べ」
章一覧
全59章
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