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偽装結婚ですよ、社長!キスまでは頼んでいませんが

偽装結婚ですよ、社長!キスまでは頼んでいませんが

  • 全17章
  • 3章読めます

あらすじ

【結婚から始まる恋】+【失ってからの後悔と復縁への懇願】+【名家の御曹司とすれ違う愛】+【惹かれ合う二人の恋の駆け引き】

安部結月が五年もの間、生活を支えてきた、記憶喪失で貧しい恋人。その正体は、沢田家の御曹司・沢田彬晴だった。

彼はとっくに記憶を取り戻していたのに、貧しいふりをして結月を騙し続けていた。しかも、別の女を命の恩人としてかばい、名家の令嬢との政略結婚まで進めていたのだ。

追い詰められた結月は、養母の薬代を工面するため、偽装結婚の依頼を引き受ける。

相手は大森翼。気難しくて口が悪く、両目の視力を失った男。どれほど温めても溶けない氷のように冷たい人だった。

互いに必要なものを得るだけの取引。そう思っていた。

けれど、やがて結月が彼の目を治すと、彼は少しずつ彼女を腕の中に閉じ込めていく。

薄暗い玄関で、翼は結月の腰をつかみ、ドアの脇に押しつけた。熱い口づけを落とし、低くかすれた、危うさを帯びる声で囁く。

「奥さん。俺の目を治したのも、俺をその気にさせたのも君だろう。今さら出ていくつもりか?俺が許すと思うか?」

一方、彬晴はようやく悟った。命の恩人を取り違え、守るべき相手を間違え、自ら結月をほかの男の腕の中へ追いやってしまったことを。

彼は目を赤くして、戻ってきてほしいと懇願する。「結月、俺が間違ってた」

だが、翼は彼女を抱き寄せ、冷ややかに笑った。「彼女はもう俺の妻だ。大森夫人と呼んでもらおうか」

章一覧

全17章

  1. 第1章チャプター 1 じゃあ、私は何なの
  2. 第2章チャプター 2 彼女の彬晴はもう死んでしまった
  3. 第3章チャプター 3 私たち、別れましょう

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