あらすじ
斎藤麻耶子 POV:
結婚記念日の夜, 腹部を焼くような激痛と大量の出血で目が覚めた.
薄れゆく意識の中で, 心臓外科医である夫・航輝に助けを求めようと電話をかけた.
しかし, 受話器の向こうから聞こえてきたのは, 彼の幼馴染である由佳璃の声だった.
「航輝は今, 手が離せないの. 私がパニック発作を起こしちゃって」
そう言って電話は一方的に切られた.
私は独り救急車を呼び, 緊急手術を受けたが, お腹の子供と子宮の両方を失ってしまった.
翌朝, ようやく連絡がついた航輝は, 私の言葉に耳を貸そうともしなかった.
「由佳璃は本当に苦しんでいるんだ. 君まで大袈裟に騒いで, 僕を困らせないでくれ」
私が生死の境を彷徨っていた時, 彼は仮病を使った女を優先したのだ.
絶望の中で, 私の八年間の愛は完全に冷め切った.
私は退院と同時に離婚届を送りつけ, 家を解体し, 彼の前から姿を消した.
数ヶ月後, 真実を知り, 全てを失った航輝が泣きながら私の前に現れた.
「麻耶子, やり直そう. 僕には君しかいないんだ」
しかし, 私の隣にはもう, 私を命がけで守ってくれる別の男性が立っていた.
章一覧
全28章
/0/21326/coverbig.jpg)
/0/26309/coverbig.jpg)
/0/19553/coverbig.jpg)
/0/24818/coverbig.jpg)
/0/27150/coverbig.jpg)
/0/22860/coverbig.jpg)
/0/20075/coverbig.jpg)
/0/27221/coverbig.jpg)
/0/27166/coverbig.jpg)
/0/27154/coverbig.jpg)
/0/27104/coverbig.jpg)
/0/27134/coverbig.jpg)
/0/26753/coverbig.jpg)