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裏切りの夜に咲く、新たな愛の蕾

裏切りの夜に咲く、新たな愛の蕾

  • 全28章
  • 3章読めます

あらすじ

復縁から、わずか一年。裏切りの再生産。男はまた、不貞を働いた。

深夜、帰宅。グループのデザイン部長として心身を削り、辿り着いた我が家。そこで待っていたのは、階段を塞ぐ使用人たちの異様な壁だった。

主人の帰還に、彼らの顔色は最悪へと沈む。

「奥様……なぜ、ここに? 旦那様からは、今夜は徹夜で戻られないと……」

「すぐ、旦那様を呼んで参ります!」

背を向け、階段を駆け上がる使用人。その隙間から漏れ聞こえたのは、あられもない喘ぎ声。

「ああ……最高。もっと……、優しくして……」

「叫べ。もっと大きく。どうせあいつは不在だ、お前の好きにしろ」

「ひどい人!ああっ!」

表情を殺し、立ち尽くす彼女に、使用人がうろたえながら縋る。「奥様、今すぐ旦那様に報告を――」

「必要ない」 踵を返し、食堂へ。その声は、凪のように静かだった。「お腹が空いたわ。夜食の用意を」

驚愕に凍りつく周囲。だが、彼らはまだ知らない。その静寂が、完全なる決別の合図であることを。

章一覧

全28章

  1. 第1章第1章
  2. 第2章第2章
  3. 第3章第3章

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