あらすじ
専属秘書・篠田咲良が必要としていたのは、あくまで金だった。 母親の治療費のために金が必要な彼女が、自分の元を去る日など来るはずがないと、そう高を括っていた。
だが繰り返されるのは、金と体だけの冷徹な契約関係。
ついに彼がその甘い罠に溺れかけた時、彼女は冷たい微笑みを浮かべて言い放った。「心に忘れられない女を抱えながら、毎夜私を愛するなんて……最低じゃないの?」
目の前に叩きつけられた離婚届。その時になって初めて、瑛太は知る。六年前、彼が籍を入れた謎の妻が、まさか彼女だったとは。
以降、彼は“外道社長”の汚名を承知の上で、彼女を追いかける。
強引に腕を伸ばし、彼女を自らの宝物として溺愛する。周囲が咲良の出自を侮ろうとも、迷うことなく全財産と株式を差し出し、自ら篠田家の大黒柱となる道を選んだ。
こうして咲良は“篠田社長”へと華麗なる変貌を遂げ、数多の事業を手中に収めた。だが、それは同時に、かつてない巨大な陰謀の渦へと巻き込まれる序曲でもあった……
章一覧
全231章
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